「国民目線の政治を」 ビジョン見えぬ声も/県内有権者
衆院解散に県民からは、政権交代の是非にかかわらず、変化を期待する声が上がった。郡山市の会社員菅野絢さん(26)は「解散は、やっとという思い。政権が代わろうと、代わるまいと、日本が良くなりさえすれば。選挙後は景気回復と雇用問題に真剣に取り組んで」。福島市の主婦渡辺幸子さん(59)は「もっと早く解散すべきだった。どの政党が政権を取っても国民目線に立った政治を」と注文した。白河市の介護福祉士本田陽子さん(60)は「解散は無責任、将来のビジョンが見えてこない」と厳しい。
ただ、政権選択を意識した声は少なくない。「早い解散を望んでいた」という喜多方市の飲食店経営猪浦正雄さん(66)は「国の方向性を変えることができる選挙。税金の無駄遣いを改善してほしい」。会津若松市のパート井内裕子さん(39)は「自民と民主の政策、どちらがいいのか見極め投票したい」。いわき市の団体職員堀内信平さん(54)も「各党のマニフェストを比べ、だれに入れるか考える」と話した。
(2009年7月22日 福島民友衆院選ニュース)
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