お盆の成人式で投票呼び掛ける
お盆に合わせた成人式が県内17市町村で行われた15日、多くの市町村の選挙関係団体は、18日公示−30日投票の衆院選に向け、新成人に投票を呼び掛ける啓発活動を繰り広げた。平成生まれの人たちが初めて投票する今回の衆院選は、雇用不安や将来の社会保障、税制などが焦点になる中、投票率が低迷する若年層の選択の行方が注目される。
会津若松市明るい選挙推進協議会は、同市北会津地区、河東地区の成人式で、衆院選を告知するうちわや選挙啓発のゲームソフトなどを配布し、新成人に有権者としての自覚を促した。北会津地区の成人式で会社員二瓶浩一さん(20)は「選挙権を持っているのに投票に行かないような人間にはなりたくない。投票にはぜひ行きたい」と表情を引き締めた。
会津美里町の成人式では、同町白ばら会の会員が啓発活動にあたった。新成人の薄一成さん(20)は「栃木の大学に在学しているので、不在者投票などのシステムをこれから勉強したい。日本の一員として、選挙には参加したい」と強い意欲を示した。
天栄村の成人式では、プログラムに投票啓発の呼びかけが刷り込まれた。新成人の学生大野宏己さん(20)は「自分のためになる政策を実現してくれるかどうかが判断基準。より国民目線に立った党、候補者に投票したい」と話した。
(2009年8月16日 福島民友衆院選ニュース)
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