県内小選挙区は民主が全獲 自民、初めて議席失う
第45回衆院選の県内の5小選挙区では、「政権交代」の期待を集めた民主党の5人全員が当選を果たし、本県選挙区の全議席を奪取した。自民党は、1955(昭和30)年の結党以降の衆院選で初めて、県内選挙区(中選挙区制を含む)の議席を失った。5選挙区で、民主党を中心にした新政権への転換を選択した民意が、自公政権の継続よりも勝った。
比例東北では、自民の1人が復活当選した。比例単独で民主1人が当選した。本県選出の衆院議員は小選挙区、比例東北合わせて7人となり、解散前の9人から2人減少した。
参院議員(選挙区、比例代表選出)を含め県選出国会議員は、民主8人、自民4人で民主が初めて自民を上回った。
1区は、民主新人石原氏が序盤から先行、自民前職亀岡氏の追い上げをかわして初当選を飾った。共産新人の山田氏は及ばなかった。2区は、千葉7区から国替えの民主前職太田氏が自民前職根本氏を破り2選を果たした。自民前職で県連会長の吉野、民主前職で県連代表の玄葉両氏の県連トップ同士の対決となった3区は、民主玄葉氏の6選で決着した。
4区は、民主前職渡部恒氏が自民前職渡部篤、みんなの党新人小熊両氏を抑え県内最多の14選を飾った。5区は、民主前職吉田氏が自民前職坂本氏を相手に小選挙区初の当選を決め、3選を果たした。
1、2、4、5区の諸派幸福実現党新人の4人は浸透しきれなかった。
(2009年8月31日 福島民友衆院選ニュース)
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