「統一見解で首相指名を」斎藤自民県連幹事長
自民党は4日、衆院選惨敗を受け全国幹事長会議を党本部で開催、敗因や党再生策をめぐり意見交換した。地方側は、衆院解散直前に麻生太郎総裁(首相)の退陣を求める「麻生降ろし」の動きが出るなど、選挙戦に向けて党本部が挙党態勢を構築できなかったことを批判。体勢の立て直しに向け、まず特別国会の首相指名選挙に対応を一本化して臨むよう求めた。
会議には本県から斎藤健治県連幹事長が出席した。会議の席上、発言した斎藤幹事長は16日召集予定の特別国会での首相指名について「白紙であろうが、誰を書こうが、国会議員が統一した対応で臨んでほしい。国会議員が割れているような印象を与えるのが良くない。統一見解を示し、まとまって戦ってほしい」と要望した。また、今回の衆院選での党のマニフェストについて「民主党より後から作ったが、われわれにも有権者にも分かりにくかった」と指摘し、「来年の参院選に勝つための努力をしっかりお願いしたい」と語った。
会議後、取材に応じた斎藤幹事長は11日に県連の支部長会議を招集し、衆院選の総括と総裁選での対応を協議する意向を示した上で、「解散寸前まで、国会議員が権力闘争のように意見が分かれる姿を見せたことがいけなかった。党の一致団結がなければ党の再生はない」と述べた。
(2009年9月5日 福島民友衆院選ニュース)
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