吉野氏、13日に正式表明/衆院選の3区転出
次期衆院選に向け自民党選対が示したコスタリカ方式の解消方針に伴い、福島5区から候補者不在の同3区への「国替え」を受諾する意向を固めた吉野正芳氏(60)=3期=の連合後援会は10日までに、吉野氏の3区転出を容認する方針を固めた。13日にいわき市で拡大役員会を開き本人に容認の方針を伝え、吉野氏が3区転出を正式表明する。
今回の候補者調整に当たり、吉野氏は後援会の判断を重視する考えを固めており、後援会の意向を踏まえた形で3区への転出を表明するとみられる。
拡大役員会には吉野氏、コスタリカ方式解消に伴い5区に立候補する坂本剛二氏(63)=6期=の2人が所属する町村派の町村信孝代表世話人が出席する方向で調整している。
一方、坂本氏の後援会は、吉野氏が態度表明した場合、速やかに役員会を開くなどしてコスタリカ解消の受け入れや吉野氏側との選挙協力など今後の対応を協議する方針。同党県第5選挙区支部もコスタリカ問題が決着していないとの理由で中止した役員会の開催を検討している。
3区支部長・幹事長会議 来週末にも招集
吉野正芳氏の福島3区転出が事実上固まったことを受け、同党県連は来週末に3区管内の支部長・幹事長会議を招集する方向で調整に入った。10日に県庁で開かれた党議で、佐藤憲保幹事長が明らかにした。
同会議を受け、20日以降に県連の選対委員会を開き、県内5選挙区の候補者決定を確認する方針。
(2008年10月11日 福島民友衆院選ニュース)
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