自民党県連は２４日、福島市で選対委員会を開き、次期衆院選での公明党との選挙協力について、前回衆院選と同様に進める方針を確認した。
　会議後、選対委員長の佐藤憲保幹事長は、県内すべての小選挙区で公明党の支援を受け、比例で公明党に協力する方向で最終調整を進めていることを明らかにし、「具体的な対応は各選挙区ごとになるが、３年前の前回衆院選での協力を基本に検討していく」と述べた。今後、比例東北で２議席獲得を目指す公明党に配慮し、具体的な選挙協力を検討していく。
　前回選挙で両党は全選挙区で選挙協力を展開。自民党県連は小選挙区ごとに幹部を「公明担当」として配置したが、選挙区ごとに支援に温度差が生じ「選挙協力の在り方が課題」との総括をまとめている。
　選対委員会では福島５区コスタリカ方式解消に伴い同３区に転出した吉野正芳衆院議員の第３選挙区支部長就任について、党本部から２１日付で決定通知を受けたことも報告された。
（２００８年１０月２５日　福島民友衆院選ニュース）