「投票する」で割引サービス 若松市長選、市議選を啓発
「市長選、市議選に投票に行く」と言えば飲食代のうち消費税分5%をサービスします―。会津若松市で居酒屋を経営する折笠哲也さんは17日から、投票率向上に向けたユニークな取り組みを始める。
折笠さんは「選挙権のある私たち大人がもっと政治に関心を持ち、選挙に行くという責任を果たすことが将来を変える一歩になる。原発事故などで国や政治家の責任を問う前に、自分たちができることから始めよう」と、今回の企画をスタートさせる。
8月6日までの期間中、市長選と市議選の投票に行くか質問し、投票に行くと言えば、消費税分を割り引き。特定の候補への投票を呼び掛ける内容ではない。
現在、折笠さんが経営する串焼居酒屋「会津豚とん拍子」が対象だが、折笠さんは「一店でも多くの会社や店舗が共感してくれれば、より良い社会が実現できる」と賛同に期待している。
会津若松市選挙管理委員会からも了承を得ており、同選管は「特定の候補の投票を呼び掛けるものではないため、投票啓発の一環。ありがたい取り組みだ」としている。
(2011年7月12日 福島民友ニュース)
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