若松市長選31日告示 新人同士の一騎打ち確実
東日本大震災で春の統一地方選の実施から延期となった会津若松市長選は31日告示される。ともに新人で、元河東町長の栗城春夫氏(60)と、元県議の室井照平氏(55)の2人が立候補を表明、新人同士の一騎打ちの選挙戦が確実な情勢となっている。
栗城氏は、会津地域17市町村の連携強化を強調、既存の企業支援による雇用創出や「学力日本一」へ向けた小中学校教育の拡充などを掲げる。同市職員としての行政経験や首長としてのキャリアを生かした市政の改革を訴え、地元河東地区をはじめ市内全域への支持拡大に力を入れる。
室井氏は、震災に伴う観光や農産物の風評被害対策を打ち出しながら新規企業誘致による仕事づくり、市役所業務の外部委託推進などをアピールする。企業で培った経営感覚や県議、市議の経験を通した民間目線の市政の実現を強調し、旧市内から市内全域への支持固めに全力を挙げる。
震災で延期となった市議選(定数30)も市長選と同じ日程で行われる。現在のところ33人が立候補するとみられるが流動的。
(2011年7月30日 福島民友ニュース)
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