手を振って市庁舎を後にする菅家市長

　東日本大震災により任期が延長し、６日で任期満了を迎える会津若松市の菅家一郎市長（５６）の退任式は５日、同市役所で行われ、３期１２年の思い出を振り返りながら市民や市職員らに感謝の気持ちを表した。
　菅家市長は、職員を前に取り組んだ施策を振り返り「課題解決のため、前向きに挑戦する気概を持ってほしい」と述べた。玄関前には職員や支援者らが詰め掛け、花束を贈った。菅家市長は感極まって目を赤くし、「市民の理解をいただき、優秀な職員に恵まれた。皆さんの協力のおかげ」と感謝した。
　菅家市長は１９９９（平成１１）年の市長選で初当選。会津の観光推進や財政再建などに力を注いできた。昨年、次期衆院選への立候補を表明した。
（２０１１年８月６日　福島民友ニュース）