県議、選挙区へ走る “サヨナラ議会”閉会
東日本大震災と福島第1原発事故の影響で任期が約7カ月間延びていた県議たちは20日、”サヨナラ県議会”を終え、県議選を目指す現職たちは一斉に選挙区へと走った。県内の原発全10基の廃炉を求める請願が全会一致で採択され、「脱原発」が争点でなくなった今回。収束を見ない原発事故の中で有権者に何を訴えるのか、現職でさえ戸惑いをみせる中で11月10日告示、同20日投票の本番へ手探りのアピールが続く。一方、今期限りで引退する議員の中には、本県の復旧・復興が道半ばの中で県政を去ることに歯がゆさを感じるベテランもいて、最後の議場に多くの思いが交錯した。
(2011年10月21日 福島民友ニュース)
|