県議選告示まで2週間 立候補予定者手探り活動
東日本大震災に伴い4月から11月に延期されていた県議選は27日、11月10日の告示まで2週間となった。26日現在、定数58に対し現職44、元職4、新人39の計87人が立候補を予定、19選挙区のうち14選挙区で実戦入りする見通し。各予定者が支持者回りを本格化させる一方、28日には避難する有権者に対し、不在者投票制度などを周知する文書が発送され、選挙に向けた動きが加速する。
県議選は、県内外に避難する有権者への周知や不在者投票の増加を受け、来月10日に告示され、通常よりも1日長い10日間の選挙期間を経て20日に投開票が行われる。今回は、市町村合併に伴う選挙区見直し後、初めて行われる一方、震災を受けて多くの有権者が県内外に避難する中で実施される。
立候補予定者にとっては手探りの活動となり、告示まで残された時間が短い。双葉郡選挙区から立候補するある予定者は26日、解除された緊急時避難準備区域内に残り生活している支持者のもとを訪れ、震災からの復興に向けた政策などを訴えた。ある陣営では、後援会幹部らが電話などで会員名簿を頼りにあらためて入会を確認していた。
(2011年10月27日 福島民友ニュース)
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