「どう活動すれば」 双葉町議選、40都道府県に有権者
10日告示された双葉町議選。町全域が警戒区域に指定され、町民が全国40都道府県で避難生活を送る中、13陣営が8議席をめぐり、戦いに入った。
埼玉県加須市の旧騎西高内の選管に立候補の届け出を済ませた元職の一人は、すぐさま校舎の外へと向かった。受け取ったばかりのたすきを肩に、避難所となっている校舎に向かい、拡声器を使って街頭演説を行った。避難所の入居者十数人が見守る中、原発被害に対する賠償への意気込みや議員報酬の日当制導入などの持論を披露した。現職の一人は「町民がどこにいるかも分からない。どう活動すれば」とこぼす。各候補者とも、前例のない選挙戦を手探りで乗り切る考え。
(2011年11月11日 福島民友ニュース)
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