東日本大震災と東京電力福島第１原発事故で４月の統一地方選から実施が延期された第１７回県議選は２０日、県内１４選挙区で投票が行われる。即日開票され、２１日午前０時ごろ全ての当選者が決まる見通し。
　今回は市町村合併により選挙区を２３から１９に見直して初の県議選。定数５８のうち無投票となった５選挙区の７議席を除く５１議席をめぐり、８１人の候補者が通常よりも１日長い１０日間の選挙戦を展開、各陣営は１９日、街頭活動を終えたが、原発事故で約８万人の有権者が避難している影響などから投票率の低下が懸念される。
　選挙戦となった１４選挙区には自民２８人、民主２０人、公明３人、共産６人、社民４人、みんな３人、無所属１７人が立候補。震災や原発事故からの復旧・復興、県土の早期除染、県民の健康管理の実施などを訴えてきた。各陣営は投票率を前回の５６．９９％から大幅に下回ると予想している。
　投票は４２市町村の１０４６投票所で、開始時刻を２時間繰り下げた川内村を除き午前７時から始まり、午後８時までに全ての投票所で終了する。
（２０１１年１１月２０日　福島民友ニュース）