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>> 統一地方選ニュース
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全村避難の飯舘村、県議選スムーズ開票も投票率低下
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飯野出張所での開票作業。避難前とほぼ変わらない時間で終了した
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20日に投開票された県議選で、計画的避難区域指定による全村避難後、初の選挙事務作業を行った飯舘村。期日前投票が大幅に伸び、開票もスムーズに実施できるなどの成果の一方、全体の投票率は低下するなど、「避難選挙」の課題も浮き彫りとなった。
同村の県議選投票率は43.23%で昨年の県知事選の51.64%(前回県議選は無投票)に比べ、8.41ポイント減。一方、19日時点で期日前投票した村民が1273人と、仮設住宅に期日前投票所を巡回設置するなどの対策が奏功し、知事選の360人と比べ約3.5倍となった。
投票日も仮設住宅からバスを発着するなど趣向を凝らしたが、大幅な投票減は避難という状況に加え、選挙区割りの変更も要因とみられる。担当者は「投票率低下は課題だが、40%割れという最悪の結果は防げた」とする。
福島市の村飯野出張所で初めて行った開票作業は作業職員を約20人減らす中、43分で終了するなど避難前と変わらない水準を維持。
今後の選挙に向けては当日の投票所増加も検討するという。担当者は「今回経験してみて今後につながる好材料もみられた。さらなる工夫を考えていきたい」と話した。
(2011年11月22日 福島民友ニュース)
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