minyu-net

ホーム 県内ニュース スポーツ 連載 社説 イベント 観光 グルメ 健康・医療 購読申込  
 
2011統一地方選(福島)
  統一地方選ニュースTOP
 統一地方選で県内のトップを切る県議選は4月1日の告示(同10日投票)まで1カ月を切った。1日現在、19選挙区に現職44人、元職4人、新人30人の計78人が立候補を予定。現職は議会と前哨戦の両立に多忙を極め、元職と新人も信条を訴え奔走する。少数激戦の様相だが、結果次第では、県議会の勢力図が大きく変化する可能性をはらんでいる。各党の思惑が入り乱れる県議選の焦点を分析した。
【 各党の思惑 】
迫る・2011県議選
【 下 】

存在感発揮へ力傾注


政策実現目指し選挙準備

 県議会第1会派を争う自民、民主両党が候補者擁立にしのぎを削り、両党合わせて定数58に迫る54人が立候補を予定する今回の県議選。共産、公明、社民、みんなの県内各党も、県政界でそれぞれ存在感を発揮しようと選挙準備を進めている。

 県内主要4市と伊達市・伊達郡の5選挙区に現・元職、新人計6人を擁立する共産党県委員会。3日夜、福島市で開かれた演説会では「交渉会派復帰」の言葉が会場内に繰り返し響いた。昨年10月の知事選で各党が佐藤雄平知事を支援、県議会がオール与党化する中、唯一の「野党」として力を発揮するため、交渉会派に認められる5議席以上の獲得を狙う。

 街頭宣伝や小集会を増やし、党政策をアピール。「知事選以上に声が集まる。追い風にしたい」と久保田仁党県委員長。環太平洋連携協定(TPP)などをめぐる国政の動向を受け、保守系が多い農家などからも期待を感じている。

 公明党県本部は現職2人、新人1人が立候補する。甚野源次郎代表は、党の特徴を地方議員と国会議員が連動した「ネットワーク政党」と説明、「国政に声の届く政治を訴える」として、民主党への批判を追い風にしたい考え。現職は朝の街頭演説、会社訪問をこなしてから県議会に出席する毎日。今年に入りあいさつ回りを本格化、議会と地元を往復し、市議らと連携して支持拡大を図っている。

 社民党県連は福島市、郡山市、会津若松市の3選挙区にそれぞれ1人ずつ新人を擁して選挙戦に臨む。古川正浩代表、加藤雅美幹事長の現職2人が引退、新人だけの戦いとなることで、県連には「議席死守は最重要課題」とする危機感がある。TPPとプルサーマル発電の反対を明確に打ち出し、二大政党との差別化を図りながら、各市の市議選候補者と連動した票の掘り起こしを進める。

 みんなの党県連は初の公認候補を会津若松市に擁立する。ほかにも人選中で、県議選を通して、地域主権など党の政策の県内浸透を狙う。小熊慎司代表は「政策を軸に、政界再編を地方でも進めていく」と強調する。

−−− 2011年3月4日付〔福島民友新聞連載掲載〕 −−−
 
 

福島民友新聞 購読ご案内

ご購読のお申込

会社案内
会社概要|▶支社・支局のご案内|▶窓の投稿
広告局のページ|▶福島民友愛の事業団
社内見学|▶移動編集局|▶民友メールアドレス

 民友携帯サイト
   

右のコードを読み取り、表示されたURLでアクセスできます。

QRコード
 

福島民友新聞社
〒960-8648 福島県福島市柳町4の29

個人情報の取り扱いについてリンクの設定について著作権について

国内外のニュースは共同通信社の配信を受けています。

このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。copyright(c) THE FUKUSHIMA MINYU SHIMBUN