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渡部恒三氏「ただ消え去るのみ」 “政治一筋”の半世紀
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「政治活動を続けられたのは皆さんのおかげ」と語る渡部恒三氏
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「やはり寂しいよな。政治一筋だったから」。今期限りの政界引退を決めた渡部恒三衆院議員(福島4区)は国会議員としての最後の日となった16日午前、衆院第2議員会館の自室で心境を語った。しかし、衆院本会議前の代議士会や本会議への出入りの際には、同僚議員から握手を求められると「頑張れよ」と笑顔で後進を激励した。
解散が決まったこの日2回目の本会議が終了すると、最後の「恒三節」を聞こうと集まった報道陣に囲まれた。長い政治生活の思い出は笑顔で、今後日本が直面する課題には真剣な表情で答え、最後に「老兵は死なず、ただ消え去るのみです」とマッカーサーの言葉を引用して締めくくった。
衆議院の玄関が近づいたころ、胸の議員バッジを指し「43年間つけていたが」とつぶやいた。苦労を共にしてきた秘書がバッジを外し、右手に手渡した。車が来ると「ありがとう」と感謝の言葉を述べて乗り込み、昭和と平成の政治史に足跡を示した大ベテランは国会を去った。
(2012年11月17日 福島民友衆院選ニュース)
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