選挙人名簿登録者、1区が減少幅最大 原発事故など影響
県選管は3日、今回の衆院選の同日現在の選挙人名簿登録者数(有権者数)を発表した。同日現在の有権者数は男性78万3750人、女性84万849人の合わせて162万4599人。震災直前の2011(平成23)年3月2日現在の有権者と比べると、全体で3万2883人が減少した。
選挙区別では、県内5選挙区すべてで減少した。1区が1万293人減と最も減少幅が大きかった。2区が5765人減、3区が3947人減、4区が3290人減、5区が9588人減。東日本大震災での津波被害や、東京電力福島第1原発事故に伴う被災の状況が激しかった市町村を選挙区内に抱える1、5区で減少幅が大きい結果だった。
09年8月の前回選挙の同時期(同17日)との比較では、県全体で4万1682人(男性1万7930人、女性2万3752人)が減少した。震災後1年8カ月余りでの有権者の減少数が前回からの3年3カ月のうちの78・8%を占め、有権者にも震災の影響が大きく表れている。
(2012年12月4日 福島民友衆院選ニュース)
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