震度4、各候補に“激震” 演説会や遊説中止相次ぐ
震度4を観測した7日の地震は、衆院選の県内小選挙区で舌戦を続ける各候補の選挙活動にも影響を及ぼした。
5区では、沿岸部の会場で個人演説会を開いていた候補者が参加者が早く帰宅できるよう予定より早く演説会を閉じた。
1区では、南相馬市で総決起大会を予定していた陣営が影響を考慮して開催を断念。後日あらためて開催するかは「決まっていない」という。
別の陣営は幹線道路が混雑したため遊説隊を事務所に戻した。
2区では遊説を中止する陣営が相次いだ。ある陣営では「陣営関係者の安全を考慮した」と理由を説明。別の陣営は「緊急事態の際の遊説は住民の方に迷惑になってしまう」と判断し、地震発生後の全ての遊説を打ち切った。
3区では、仮設住宅で街頭演説しようとしていた陣営が、現場の安全確認に支障が出ると見て演説を中止した。現職閣僚の候補は首相官邸に向かうため日程を前倒しした。
4区では各陣営とも地震速報などで発生を知り、遊説を一時中断したが、会津地方に大きな混乱がなかったため再開した。
(2012年12月8日 福島民友衆院選ニュース)
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