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“復興への審判”喜び、落胆 開票見守る県内政党
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全員の当選が決まり、候補者の名前にバラを付ける岩城会長(右から2人目)ら役員=自民党県連
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第46回衆院選の開票が行われた16日夜、県内各党の幹部は各県組織の事務所に詰め、県民の審判を待った。元職の返り咲きや新人の初当選など、開票直後から吉報が届く自民に対し、政権与党の民主には厳しい開票結果が相次ぎ、明暗がはっきり分かれた。公明、共産、社民や、維新、未来、みんなの第三極勢力も17日未明まで小選挙区、比例東北の得票分析に追われた。
自民は福島市の県連会館で、岩城光英県連会長、平出孝朗幹事長らがテレビで開票速報を見守った。党立候補者「当選」の一報が次々と伝わると、壁に張り出した一覧表にバラが並び、県内全選挙区で議席を失った前回から一転、本県でも「復権」を印象付けた。
雪辱を期して臨んだ今回の選挙。震災と原発事故に対する民主党政権への批判を追い風に、県版の政権公約で有権者に「スピード感のある復興」を訴えた。選挙期間中に優勢が伝えられる中で、県連や支援団体の引き締めを図り、着実に票を固めた。
「巻き返しはならなかったか」。民主は県内5小選挙区で全勝した前回から一転、議席は3区の1議席と、比例復活した5区候補者を合わせて2議席にとどまり、福島市の県連事務所で、幹部らから厳しい表情は消えなかった。政権与党への強い逆風に加え、1、2区の候補擁立が遅れたこともあり、県連内には「準備不足の中で善戦した」とねぎらう声も上がった。ただ党への批判は想像以上に根強く、有権者は厳しい審判を下した。増子輝彦代表は「真摯(しんし)に受け止める」と言葉少なに語った。
(2012年12月17日 福島民友衆院選ニュース)
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