自民5区調整見送り いわき総支部、県連と党本部に委任
「12月2日公示―14日投票」で行われる衆院選の福島5区候補者選考をめぐり、自民党いわき総支部は22日、いずれも5区から立候補の意思を示している前職で、同区支部長の坂本剛二氏(70)、比例中国の吉野正芳氏(66)の候補者調整を見送り、党県連と党本部に判断を委ねる方針を決めた。
同日、いわき市で拡大役員会を開き、坂本、吉野両氏の公認について「2人とも公認を得て小選挙区、比例で当選するよう配慮を求める」などとする要請文を決議し、県連に伝えた。県連は24日に選対委員会を開き、同総支部の求めを党本部に要請するかどうかを含め対応を判断する。
青木稔総支部長は役員会後、報道陣の取材に対し「2人とも国政で働いてほしく、どちらかに絞ることはできない。県連と党本部に委ねる」と語った。
これに先立ち、県連の岩城光英会長、杉山純一幹事長は22日、同市で坂本、吉野両氏と面会し、出馬の意思を確認した。
関係者によると、同じく5区の双葉郡総支部もいわき総支部と同様に公認を求める考えで、県連は両総支部の考え方を踏まえて対応を検討するとみられる。
(2014年11月23日 福島民友衆院選ニュース)
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