5区の公認申請見送り本部判断に 自民党県連
衆院選の公認候補選考で、自民党県連は24日、福島市で選挙対策委員会を開き、いずれも前職の坂本剛二氏(70)、吉野正芳氏(66)=比例中国=が立候補意思を示す福島5区について公認申請を見送り、党本部に決定を委ねることを決めた。1〜4区については予定者を前職3人と新人の計4人とし、持ち回りの総務会を経て党本部に公認申請した。
県連が5区の公認判断を見送ったのは、坂本、吉野両氏について「2人とも国会で働いてほしい」とするいわき総支部の考えに同調した形。党本部に対しては、2人を小選挙区と比例単独に割り振り、比例予定者については東北ブロック候補者名簿の上位登載などで優遇するよう求めた。
党本部は25日、1次公認を発表する見通し。ただ、杉山純一県連幹事長は比例での優遇について「これまでの協議から比例の優遇は難しい」との認識を示した。
公認申請したのは、1区が前職の亀岡偉民氏(59)、2区が前職の根本匠氏(63)、3区が新人の上杉謙太郎氏(39)、4区が前職の菅家一郎氏(59)。いずれも比例東北に重複立候補する。前回3区から立候補し、比例復活した前職の菅野佐智子氏(61)については、比例東北の単独立候補として申請した。
(2014年11月25日 福島民友衆院選ニュース)
|