「衆院選」2日公示 安倍、海江田氏県内で第一声
第47回衆院選は2日、公示される。県内5小選挙区に16人、比例代表の本県関係では東北ブロックに6人、近畿ブロック1人の計23人が立候補を予定している。県内選挙区の各候補は立候補を届け出た後、市街地などで第一声を発し、12日間の選挙戦に入る。投開票は14日に行われる。
震災、原発事故後2度目となる選挙。県内では、2012(平成24)年の前回選挙で政権を奪取した安倍政権の復興策や、原子力政策への是非などが争点になる見込み。
自民、民主両党の党首は県内で第一声を上げる。自民党総裁の安倍晋三首相は、相馬市の相馬双葉漁協前で街頭演説を行う。民主党の海江田万里代表はいわき、福島両市の駅前で舌戦を開始する。社民党の福島瑞穂副党首も前回選挙に続き公示日に来県し、党候補を応援する。3日には共産党の志位和夫委員長も福島市で街頭演説を行う。
今選挙では、安倍首相の経済政策「アベノミクス」の評価のほか、原発再稼働や集団的自衛権の行使容認問題などを争点に9党が攻防を繰り広げる。
全国の立候補予想者数は1180人を超えるが、前回の1504人、前々回09年の1374人に比べ大幅減の見通し。自民は選挙区、比例で計352人。民主は維新の党などと一部で選挙区調整を進めた結果、198人と過半数を下回る。
(2014年11月2日 福島民友衆院選ニュース)
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