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速さ、正確さ“二兎追え” 衆院選・本番備え市町村が知恵
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投開票日に向けて準備を進めるいわき市選
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投開票日が14日に迫った衆院選。投開票の作業に当たる県内の各市町村選管は、準備を急ピッチで進めている。開票時間の短縮に向けて新たに読み取り分類機を導入したり、職員の研修を強化するなど対応はさまざま。「早く結果を知らせないといけないが、ミスがあってもならない」。準備期間が短い中、開票のスピードとともに正確性も問われる。各選管とも迅速性と正確性の両立を期して投開票日に備える。
有権者数が約27万人と県内最多(1日現在)のいわき市。福島5区の大票田で票の出方が当落を大きく左右するため、開票終了時刻が常に注目されている。
いわき市選管は分類機1台を新たに購入、小選挙区は3台、比例は2台の態勢で作業の迅速化を狙う。分類機の増設で作業速度を上げ、人の手で入念に確認する考えだ。
同市選管は前回の衆院選で分類機を4台導入。小選挙区、比例代表で2台ずつを使い、見込み時間よりも小選挙区が約1時間、比例代表が約1時間40分早く終えた実績がある。今回の小選挙区の開票終了時刻は午前0時の見込みだが、候補者が前回より少ないこともあり、見込みより早く終了するとみている。
昨年の参院選で開票作業中に投票用紙の二重交付のミスが判明した会津美里町選管。反省を踏まえ「事務担当者が集まる会議で起こり得るミスの具体例を示し二重交付に関する注意喚起を徹底したい」と話した。
原発事故の避難自治体もトラブル防止に目を光らせる。双葉町は役場機能を県内に戻してから今回の衆院選が3度目の選挙事務。投票所をいわきと郡山、加須の3カ所に設け、いわきは午後7時、郡山と加須は午後5時までの投票時間に設定。担当者は「これまでの選挙で目立ったトラブルはなかったが、慎重に対応したい」と気を引き締めた。
(2014年12月9日 福島民友衆院選ニュース)
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