支持拡大、動き強める 県内小選挙区、比例復活もにらむ
14日に投票が行われる第47回衆院選は12日、舌戦が最終盤に入った。県内小選挙区の各陣営は、情勢調査や個人演説会の反応などを分析、選挙区当選に加え、比例での復活当選圏もにらんで支持拡大の動きを強めている。
【1区】序盤から先行する亀岡偉民陣営は「(他候補の)追い上げを感じる」と接戦の可能性も見据える。金子恵美陣営は「地元を中心に追い上げムードが出てきた」とみており、競り合いがさらに強まった様相。渡部保子陣営は脱原発の訴えに力を入れる。
【2区】根本匠陣営は優勢が続く中で「気を緩めず、最後まで攻め続ける」と組織の上滑りを警戒。岡部光規陣営は「どこまで差を詰められるかが焦点」と、まだ根本陣営との差があるとみる。最終盤の争奪戦が注目される。平善彦陣営は無党派層への訴えを強める。
【3区】玄葉光一郎陣営は「候補の地元入りで反応が良くなった」と優位継続に自信を持ち、票の上積みを進める。「浸透は進んでいる」とみる上杉謙太郎陣営は、比例東北での復活当選も視野に入れて全力を挙げる。横田洋子陣営は党の比例票2万票の獲得を狙う。
【4区】菅家一郎陣営は「実情は厳しく、菅家先行の情勢調査は逆風」と危機感を強める。小熊慎司陣営は「猛追している」と手応えを示し、当選圏を視野に入れ、2候補の競り合いは激化。田中和加子陣営は得票率10%を狙う。小川右善陣営は農業政策を訴える。
【5区】先行する吉野正芳陣営は「(9年ぶりの選挙区の戦いで)優位と言い切れない」と組織を引き締める。追い上げを進める吉田泉陣営は「厳しい状況だが、肉薄しつつある」と比例復活も含めて接戦を予想する。吉田英策陣営は街頭演説を続け、無党派層の獲得を目指す。
(2014年12月12日 福島民友衆院選ニュース)
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