選挙区5氏、比例は3氏 激しさ増す前哨戦
第22回参院選は通常国会の会期延長がなければ6月24日公示、7月11日投開票の日程が有力視される中、本県の戦いの構図が29日までにほぼ確定した。
福島選挙区(改選2)は、民主党が現職と新人の2人、自民党が現職1人、共産党とみんなの党が新人1人ずつを擁立、計5人が2議席を争う展開となる見通しだ。比例代表では、本県関係候補として民主党、みんなの党がそれぞれ新人1人、新党改革が現職1人を擁立する見込み。
政権をめぐる民主、自民の攻防に加え、第三極の攻勢が水面下で本格化、前哨戦は激しさを増している。
福島選挙区では、民主党が現職の増子輝彦氏(62)=1期、経済産業副大臣=と、新人の岡部光規氏(41)の2人を擁立。同党は選挙区初の複数擁立で、2人必獲へ選挙態勢づくりを進めている。
自民党は現職の岩城光英氏(60)=2期、元官房副長官=が立候補する。同党は複数擁立を模索した結果、現職1人に絞った経緯があり、現有議席の死守とトップ当選を目指す。
共産党は新人の岩渕友氏(33)が立候補を予定。みんなの党は新人の会社役員菅本和雅氏(42)を擁立する。
福島選挙区に新人1人の擁立を発表していた幸福実現党は、擁立を見送った。
比例代表では、民主党が県連重点候補として前県連幹事長の新人中村秀樹氏(47)、みんなの党が県連代表の新人小熊慎司氏(41)を擁立する。新党改革幹事長の現職荒井広幸氏(51)=1期=が立候補する方向で調整している。
(2010年4月30日 福島民友参院選ニュース)
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