参院選への影響を注視/福島選挙区の候補予定者
6月24日公示、7月11日投開票が想定される参院選が迫る中での鳩山首相の辞任表明に、福島選挙区(改選2)の立候補者予定者は選挙戦への影響を心配し、神経をとがらせた。
民主現職の増子輝彦氏は「与えられた条件の中で戦わなければならない」とした上で、「国民が鳩山首相の決断をどのように受け止めるのか。(鳩山首相の思いを)議員、民主党員としてしっかりと訴えたい」と選挙戦に臨む姿勢を語った。
民主新人の岡部光規氏は「(鳩山首相と小沢幹事長の辞任で)国民の心が昨夏のように戻ることはないが、少なくとも耳を傾けてもらえるようになると思う」と期待感を示した。
自民現職の岩城光英氏は「(民主党の)新しい代表、幹事長が決まらないうちは分からない」と、選挙戦への影響は不透明との見方を示した。
共産新人の岩渕友氏は「鳩山首相は公約違反を繰り返したことで世論に押し出された。共産党の政策を訴えるだけだ」と強調した。
たちあがれ日本新人の白石卓三氏は「参院選への影響はないと思う。全力投球で政策を訴える」と述べた。
みんなの党新人の菅本和雅氏は「民主党の支持率回復には一定の効果がある」と辞任の影響を分析しながらも、「政策を訴えるみんなの党には大きな影響はない」と受け止めた。
(2010年6月3日 福島民友参院選ニュース)
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