20代投票率の向上図る 大会でメール活用例など発表
参院選を7月に控え、県市町村明るい選挙推進協議会連合会(小宮薫会長)は14日、福島市で明るい参院議員通常選挙推進大会を開き、「有権者の投票総参加と明るくきれいな選挙の実現に向け、さらに積極的な活動を進める」とする大会宣言を採択した。
また大会宣言は、明るくきれいな選挙を実現するため有権者に対し「主権者としての自覚と責任を持ち積極的に投票することが重要」と指摘した。県内では各種選挙で20〜30代の有権者の投票率低迷が課題。参院選に限ってみると過去3度の通常選挙の投票率は20代前半が30%程度、同後半が約38%、30代前半が約46%と棄権者が過半数を占めている現状にある。
大会では、20代の投票率向上を目指し、電子メールを使った啓発に取り組む学生団体「アイ・ヴォート」の原田謙介代表による講演会、高校生ボランティアの協力で選挙啓発を進める田村市選管の事例発表が行われ、参加者が若年層の投票率アップに向けた取り組みを考えた。
大会に先立ち総会が開かれ、小宮会長が「20〜30代の意識高揚が継続的な課題」と述べ、若年層対策に協力を呼び掛けた。
(2010年6月15日 福島民友参院選ニュース)
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