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民主・増子氏、自民・岩城氏が当選/参院選・福島選挙区

民主・増子氏、自民・岩城氏が当選/参院選・福島選挙区

【写真上】再選を果たし万歳三唱する増子氏(中央)。右は妻の恵子さん=11日午後8時10分ごろ、福島市・選挙事務所
【写真下】3選を決め、支持者と万歳三唱する岩城氏(中央)。左は妻の汀子さん=11日午後8時10分ごろ、福島市・総合選対事務所

 昨年の政権交代後初の国政選挙で現新5人が立候補した福島選挙区(改選2)は県内1398カ所で投票が行われ、民主党現職の増子輝彦氏(62)=国民新党推薦=がトップ当選で再選を決め、自民党現職の岩城光英氏(60)が3選を果たした。増子氏、岩城氏の両現職は党関係や推薦企業・団体などの組織票を固め終始安定した戦いを進め、二大政党の民主、自民が改選2議席を分け合う形を維持した。2議席独占を狙った民主党新人の岡部光規氏(41)、第三極の議席獲得を目指したみんなの党新人の菅本和雅氏(42)は健闘及ばず、共産党新人の岩渕友氏(33)は浸透しきれなかった。
 序盤から民主、自民の現職2人が抜け出した選挙戦は、厳しい経済雇用環境の中で政権安定を求める県内企業や団体の支持が政権与党の民主に流れ、増子氏のトップ当選につながった。
 増子氏は、党関係や連合福島などの労組票に加え、JAや商工関係など自民支持の団体などからも推薦を得た。党の複数候補擁立で支持層の分散も一部に見られたが、政権与党としての強みをアピールし組織の引き締めを図り、着実に票を積み重ねた。
 岩城氏は、党が唯一の候補として集中支援し、組織票をまとめた。公明支持層も岩城支援に回り、票を積み重ねた。支持団体の増子氏推薦で組織票の散逸化が懸念され、終盤に地元いわき市などで追い込みを強めたが、目標のトップ当選はならなかった。
 岡部氏は出身地の浅川町など県中、県南地方で党の支援を受け、無党派層の取り込みに全力を挙げたが、当選圏に届かなかった。
 菅本、岩渕両氏は消費税増税反対を訴えたが、支持が広がらなかった。

 投票率は61.63%
 福島選挙区の投票率は61.63%(男性62.22%、女性61.08%)で、2007(平成19)年の前回を0.06ポイント上回った。投票率は01年の第19回が60.88%、04年の第20回が60.34%、07年の前回は61.57%と若干回復したが、数回の参院選では60〜61%台で推移している。
(2010年7月12日 福島民友参院選ニュース)



 

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