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参院選開票、郡山市は朝に確定 各地で長期戦

 11日投票が行われた参院選で、郡山市選管の開票作業は翌朝の12日午前5時5分までかかった。同市は開票事務職員数の削減などから、前回より25分遅く作業終了時刻を設定していたが、さらに1時間30分も遅れ、県内最後の確定となった。同市選管は「疑問票を数え直すなど、正確な開票を期するため。システム上、問題はない」とするが、審査判読を初めて担当する職員が多いなど、万全な態勢だったかには疑問が残る。相馬市は独自のノウハウで前回より1時間以上早く終了しており、市町村のより効率的な事務があらためて問われる結果となった。
 郡山市の開票作業では、比例代表候補者名の疑問票を審査判読する作業でトラブルが発生。県内で最も遅い12日午前5時5分に市選管確定が出された。
 同市選管によると、トラブルは比例代表候補者名の開票率が90%を超えた同2時ごろ起きた。当初、無効票としていた票をその後、立会人と開票管理者が有効と判断したことから、審査判読係が無効票の中から、有効票を戻した際、有効票と無効票の数が合わなくなった。再度、疑問票を数え直すなどしたことから開票時間が大幅に遅れた。
 同市選管によると、審査判読係は職員20人が当たっていたが、今回、初めて同係を担当する職員が多かったことも遠因の一つとする。
 同市選管は今回、経費節減のために開票事務職員を前回の580人から509人に減らしたことや、比例代表の候補者が多いことなどから、選挙区と比例代表の予定開票終了時刻を前回より、それぞれ25分遅い午前0時15分と同3時30分と設定していた。選挙区開票は予定より20分早い11日午後11時55分で終了しており、システム上に問題はなかったとしている。開票事務職員は担当が終わるごとに帰宅、終了時には約50人の従事職員が残っていた。従事職員らは時差出勤などの対応を取ったという。

 いわき市は2時50分終了、桑折は1時間30分遅れ
 いわき市選管の開票作業は、選挙区で1票の有効、無効をめぐった協議の影響で、予定時刻より約1時間遅れ、12日午前2時50分に比例もすべて終了した。
 桑折町選管は、比例代表の個人票の確認の際、0票の候補者を誤って2票と数え、集計した際、投票者数と合わず、約1時間30分遅れた。選挙区も約40分遅れた。
 伊達市では、比例代表の個人票の確認に時間がかかり約1時間30分の遅れ。そのほか投票者数に誤りがあり、発表後に訂正した。
(2010年7月13日 福島民友参院選ニュース)



 

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