藤田棚倉町長引退へ 「新しい世代に引き継ぎたい」
任期満了に伴い8月28日告示、9月2日投票で行われる棚倉町長選で、現職の藤田幸治氏(71)=4期=は22日、町長選に立候補せず、今期限りで引退する意向を、同日開会の6月町議会で表明した。藤田氏は「4期16年にわたって対話による町づくりをモットーに町政を預かってきたが、今期を区切りに、新しい世代に職責を引き継ぎたい」と話し、震災・原発事故への対応、復興を新しいリーダーに託す考えを示した。
藤田氏は同町出身。神奈川大法経学部卒。1996(平成8)年の町長選で初当選。県町村会理事や東白川地方町村会長、全国地域づくり推進協議会副会長などを歴任した。町長選をめぐって今のところ表立った動きはないが、水面下では候補者を模索する動きも出ている。
(2012年6月23日 福島民友・県内選挙ニュース)
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