初当選を飾り、万歳三唱する湯座氏（左）。右は妻洋子さん

　任期満了に伴う棚倉町長選は２日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で土地家屋調査士の湯座一平氏（５１）が、無所属新人で前町議の宮川政夫氏（５３）を２６票の僅差で破り、初当選した。任期は８日から４年間。
　現職の引退により、１９７３（昭和４８）年以来、３９年ぶりに新人同士による選挙戦に突入。告示後は、東日本大震災からの復興や東京電力福島第１原発事故に伴う放射性物質の除染、地域振興策などを争点に両氏が論戦を繰り広げた。
　湯座氏は、生きがいの持てるまちづくりなどを掲げ、脱原発や再生可能エネルギー導入、文化財の保存と活用などをアピールし、支持を集めた。
　当日有権者数は１万１９１０人（男性５７８８人、女性６１２２人）。投票率は７７．４６％で、前回（２００８年）の６１．０４％を１６．４２ポイント上回った。

【　棚倉町長選　】（選管最終）
当	4,577	湯座　一平	無新
	4,551	宮川　政夫	無新

（２０１２年９月３日　福島民友・県内選挙ニュース）