各陣営票取り込み図る 「いわき市議選」終盤の情勢
任期満了に伴ういわき市議選は、投票日の9日まであと2日となり、各陣営は終盤の追い込みに奔走している。
立候補者は定数37に対して41人。少数激戦の上、大票田の平地区は候補者も多く、各陣営は地元の票固めと併せて市内全域を回り票の取り込みを図っている。
東日本大震災後の県内各地の選挙で軒並み投票率が落ちているため、同市議選の投票率も過去最低だった前回の58.2%を下回るとの見方が大勢。50%前後まで下がるのではないかとみる陣営が多い。強固な支持基盤を持つ候補者が有利とみられ、一部で大量得票があった場合の当選ラインは2千票台前半に下がると分析する声もある。
投票率下落を見込む陣営が多い中、期日前投票は5日までに9326人が済ませた。3日間実績で比べると前回の6231人の1.5倍。
ただ、前回の期日前投票は前々回を上回ったが、投票率は結果的に前々回を下回っており、全体の投票率底上げに結び付くかは不透明だ。
(2012年9月7日 福島民友・県内選挙ニュース)
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