葛尾村長選、区域再編の道筋焦点 森林除染など注目
11日告示された葛尾村長選は、東京電力福島第1原発事故に伴い全村避難が続く中、政府案が提示されている避難区域再編や、帰村までの道筋を具体的にどのように示すかが焦点。生活空間の除染方針は示されたが、方針が明らかになっていない森林除染や、帰村までの住環境整備の課題など村民が抱える不安は根強い。両候補が課題解決に向けてどのような政策を訴えるのか、有権者は注目している。
両候補は同日、村が役場機能を移す三春町の同村仮設住宅の全10カ所を巡り、街頭などで支持を訴えた。村民は仮設住宅のほか、県内各地の借り上げ住宅などに分散して避難しており、投票率への影響も懸念される。
村選管は投票日の21日、同町運動公園談話室に投票所を設ける。期日前投票は12〜20日、同所で受け付ける。
(2012年10月12日 福島民友・県内選挙ニュース)
|