品川陣営、初当選に沸く 郡山市長選、涙ぐむ支持者
新人で団体理事の品川万里さん(68)が初当選を飾った郡山市長選。投開票が行われた14日、品川さんの選挙事務所は、現職の牙城を打ち破った興奮に包まれ、詰め掛けた支持者が新市長の誕生に沸いた。一方、3選を目指した原正夫さん(69)の選挙事務所では、集まった支援者らが戦いを終えた原さんをねぎらった。147の投票所で行われた投票、郡山総合体育館で行われた開票作業とも、目立ったトラブルはなかった。
長者の品川さんの選挙事務所には午後7時30分の開票開始前から、続々と支持者が詰め掛けた。「当選」の一報が流れると、支持者たちは大きな拍手で初当選を喜び、中には前回の雪辱を果たしたからか、涙ぐむ支持者の姿もあった。
午後9時30分ごろ、品川さんは妻和子さんと共に選挙事務所に到着。もみくちゃにされながら入場する品川さんを後押しするかのように、支持者から「万里」コールが湧き起こった。
植田英一連合後援会長が「新しい郡山への変革、刷新、前進を求めた市民の勝利」と高らかに勝利を宣言、品川さんも何度も両手を大きく突き上げた。支持者から多くの花束が贈られ、佐藤茂樹選対本部長の発声で万歳三唱し、喜びを分かち合った。
品川さんは「4年間、変わらぬ支援、激励と熱い思いを寄せていただいた。きょうの勝利はこよなく郡山を愛する気持ち、勇気がもたらした皆さんの勝利」と支援に感謝。その上で「市政を立て直し、新しい郡山をつくり上げる戦いはこれから」と新市長としての決意を示した。
(2013年4月16日 福島民友・県内選挙ニュース)
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