浪江町議選は投票率ダウン、53%台 選挙活動苦戦
前回より4減の定数16を現職13人、元職1人、新人9人の計23人が争った浪江町議選は、21日の投開票の結果、現職11人、新人5人が当選した。
議席数は減少したものの、前回の22人を上回る人数での選挙戦が繰り広げられた。
投票率は53.81%と前回の78.17%を24.36ポイント下回る大幅減となった。原発災害で町民が避難している状況で、町は期日前投票を5市6カ所で行い、仮設住宅などから投票所へのバスを運行。当日も7市町8カ所で投票を行うなど、投票率向上に努めた。しかし、選挙当日の21日は県内各地で積雪を観測、投票率が伸び悩んだ一因になったとみられている。
候補者の多くは、制限の多い仮設住宅などでの選挙活動に苦戦。住民にも各立候補者の政策や訴えが直接伝わる機会が少なく、選挙に対する関心の高さはうかがえなかった。
(2013年4月23日 福島民友・県内選挙ニュース)
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