富岡町長選、異例の17日間検討 投票率アップへ町選管
8月5日の任期満了に伴う富岡町長選で、同町選管は7日までに、告示から投票前日までの選挙期間を今夏の参院選に合わせ、通常の5日間から3倍超となる異例の17日間とする方向で検討に入った。夏の参院選は「7月4日公示、21日投開票」の日程が濃厚。31日開催の同町選管で、日程を決定する見通し。
東京電力福島第1原発事故で県内外に有権者が避難する中、昨年12月に行われた衆院選の投票率が選挙区、比例代表ともに県内59市町村で最低だったことなどを踏まえ、投票率アップを目指し、浮上した措置。有権者の利便性向上と避難先での不在者投票の機会を確保することなどが狙い。
このほか町選管は、希望町民に町が無償貸与しているタブレット型端末を活用した投票の呼び掛けや、いわき、郡山両市に加え、福島市にも投票所を設置することなどを検討している。
同町長選にはこれまでに現職と新人の2人が立候補を表明している。3月2日現在の同町の選挙人名簿登録者数は1万1760人(男性5916人、女性5844人)。
(2013年5月8日 福島民友・県内選挙ニュース)
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