清水県議が立候補へ いわき市長選、三つどもえの公算
任期満了に伴い9月1日告示、同8日投開票で行われるいわき市長選で、同市選出の県議清水敏男氏(49)=自民、4期=は29日、福島民友新聞社の取材に対し「市民から立候補への声をいただき、重く受け止めている」と話し、立候補する意思を明らかにした。市長選をめぐっては現職の渡辺敬夫氏(67)=1期、元衆院議員の宇佐美登氏(46)が無所属での立候補を表明しており、三つどもえの公算が大きくなった。
清水氏はいわき市出身、日大法学部卒。国会議員秘書を経て市議2期、県議4期、自民党県連総務会長。2011(平成23)年の県議選いわき市選挙区(定数10)では5位の得票で当選した。清水氏は県議会閉会に合わせて県議を辞職する見通しで、その後、立候補を正式表明する。
渡辺氏は無所属だが自民支持層とのつながりが深い。宇佐美氏も無所属ながら自民系の一部から支援を受けており、自民支持層は09年の前回、05年の前々回と同じく分裂選挙となる可能性が高くなった。09年、05年は立候補者2人の一騎打ちで、3人が立候補すれば01年市長選以来。
(2013年6月30日 福島民友・県内選挙ニュース)
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