いわき市長選スタート 復興争点に現・新4人
任期満了に伴ういわき市長選は1日、告示された。立候補したのはいずれも無所属で届け出順に、再選を目指す現職の渡辺敬夫氏(67)=1期、新人で元県議の清水敏男氏(50)、新人で元衆院議員の宇佐美登氏(46)と、急きょ参戦した新人の自営業五十嵐義隆氏(35)の合わせて4人。それぞれ選挙事務所前などで第一声を発し、8日の投開票に向け市民にいわき再生を訴える論戦に突入した。津波被災地の沿岸部再建や医療体制充実、東京電力福島第1原発事故への対応など、震災復興をめぐり今後の市政の方向性を決める重要な選挙が始まった。
4人による同市長選は、1966(昭和41)年の第1回と並ぶ過去最多。復興に向け「四者四様」の主張が繰り広げられる。
今回の市長選では、自民党いわき総支部、民主党福島5区総支部、共産党いわき・双葉地区委員会、社民党いわき総支部は自主投票と決め、政党支持票の行方が注目される。日本維新の会県総支部と公明党いわき総支部、連合福島いわき地区連合会は渡辺候補を推薦している。
期日前投票は2〜7日、支所など14カ所で行われる。同市の有権者数は8月31日現在で27万4878人(男性13万2889人、女性14万1989人)。
(2013年9月2日 福島民友・県内選挙ニュース)
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