桜井氏が再選出馬に意欲 南相馬市長選、1月19日投開票
来年1月28日の任期満了に伴う南相馬市長選で、現職の桜井勝延氏(57)=1期=は3日、定例記者会見で「東京電力福島第1原発の汚染水問題で住民は不安を持っている。現状を踏まえれば自然と自分の方向性は出てくる」と発言、再選出馬に強い意欲を示した。
福島民友新聞社の取材に対しては「議会や市民にも分かる形で(進退を)発表したい」と述べ、10日からの9月市議会で正式に表明する見通しだ。
同市は東日本大震災と原発事故からの復旧・復興に向けて課題が山積し、市が担当する避難区域外の除染にも遅れが出ている。市の再生に関する施策が道半ばとみて、続投に前向きな姿勢を示したとみられる。
同市長選では、水面下で別の候補者擁立を模索する動きがあり、選挙戦になる可能性がある。
南相馬市選挙管理委員会は3日、同市長選の日程を来年1月9日告示、19日投開票と決めた。避難住民を考慮し運動期間は10日間。
立候補予定者説明会の日程は未定。2日現在の同市の有権者数は5万4016人(男性2万6186人、女性2万7830人)。
(2013年9月4日 福島民友・県内選挙ニュース)
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