いわき市長選、投票率は50%前後か 当落ライン6万票台
8日投開票のいわき市長選は過去最多に並ぶ4候補が舌戦を繰り広げながら後半戦に入った。再選を目指す現職の渡辺敬夫候補(67)=1期、新人で元県議の清水敏男候補(50)、新人で元衆院議員の宇佐美登候補(46)、新人の自営業五十嵐義隆候補(35)の各陣営は票の上積みを目指し、しのぎを削る中、投票率の行方にも注目している。
東日本大震災後、初めてとなる同市長選は復旧、復興がテーマとなることから、陣営の多くは「有権者の関心は高いのでは」と分析する。多くが50%台を予想するが、近年の投票率下落傾向から50%割れを指摘する声もある。
渡辺陣営は前回同様56%と想定。陣営は「もっと高くなる可能性もあるが、最近の低下傾向も合わせ、同様では」としている。得票目標を前回初当選時と同じ8万2000票に設定した。
清水陣営の見方は54%前後。「前回よりやや下がるかと思うが、候補者が複数いて選択肢が広がるため、それほど下がらないだろう」と話す。6万5000〜7万票が当落ラインとみる。
宇佐美陣営は55〜60%の予想。陣営は「一騎打ちの前回市長選と比べ、復旧、復興が問われるこの時期だからこそ関心が出ている」と話す。6万票台が当落ラインになるとの予測。
五十嵐陣営は投票率予想をせず、多くの有権者への浸透を図る。
(2013年9月5日 福島民友・県内選挙ニュース)
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