前職の湯田氏が出馬へ 南会津町長選
来年4月29日の任期満了に伴う南会津町長選で、無所属で前職の湯田芳博氏(63)は11日、立候補に強い意欲を示した。
湯田氏は同町で開かれた後援会の役員会で出馬要請を受け、「要請を受けたが、慎重に町民の考えを見極めた上で記者会見を行い、正式に表明したい」と語った。
湯田氏は同町出身、田島高卒。県林業公社会津事業所業務課長を経て2004(平成16)年7月の旧田島町長選で初当選。町村合併に伴う06年の南会津町長選で初代町長に就いた。10年の前回町長選で敗れた。
一方、現職の大宅宗吉氏(64)=1期=は同日、立候補を正式表明した。町議会の一般質問に答えた大宅氏は「経験を生かし、町民の幸せと将来の活力あふれる南会津町創造のために粉骨砕身、力を傾注していく」と語った。
同町長選は前回と同じ顔合わせに加え、水面下で他に立候補を探る動きもあり、選挙戦が確実な情勢となった。
(2013年12月12日 福島民友・県内選挙ニュース)
|