「南相馬市長選」終盤の情勢 票上積みにしのぎ削る
任期満了に伴い19日に投開票される南相馬市長選は終盤戦に入った。現職の桜井勝延候補(58)と、新人の横山元栄候補(65)、元職の渡辺一成候補(70)の各陣営は票の上積みにしのぎを削っており、終盤は票田の市街地を中心に遊説、攻勢をかける方針。
桜井候補は連日25〜30キロを走り、有権者と握手を交わす作戦を展開。頻繁に街頭演説をこなしながら、市民に直接支持を求めている。陣営は終盤も「復興を加速させる姿勢を、有権者に一番近い距離で訴えていく」としている。
横山候補は市内全域をくまなく遊説。課題とする知名度不足を補うため候補者名を連呼し、連日の集会で政策の浸透を図る。竹内雄一選対本部長は「国会議員とのつながりを示し、政策実現に向け裏付けがあることを訴えたい」とする。
渡辺候補は原町、鹿島、小高各区に選対本部長を置き、組織力で票固めを図る。街頭演説を柱に、終盤は有権者との握手で浮動票の取り込みに力を注ぐ。柚原幸選対本部長は「各後援会の結束で戦い抜きたい」と組織の引き締めに躍起だ。
(2014年1月17日 福島民友・県内選挙ニュース)
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