「世界史的な復興遂げる」 桜井氏、脱原発で帰還推進
南相馬市長選で再選した桜井勝延氏(58)は20日、市役所で記者会見し「原発事故は世界史的な出来事。南相馬で世界史的な復興を成し遂げよう」と市民へのメッセージを発信した。「南相馬が模範になり世界に影響を与える」とも述べ、官民一体での復興の加速を訴えた。
2016(平成28)年4月と定めた避難指示の解除目標に向け「旧警戒区域の復興に全力で取り組む」と話した。「(選挙中に)仮設住宅の住民から寄せられた悲痛な叫びを、希望に変える」と力を込めた。
桜井氏は「働き手世代が戻れる環境を整備していく」と主張。優先課題に除染の推進や子育て支援を挙げ、脱原発の推進で若年層の帰還を働き掛ける考えをあらためて示した。「地方の原発で都会だけが栄える関係は絶たなければならない。脱原発の下で子育て環境をつくる」と語った。
(2014年1月21日 福島民友・県内選挙ニュース)
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