再選を果たし花束を掲げる山口さん（左）と妻宥子さん＝２６日午後８時１５分、喜多方市関柴町

　２６日投開票の喜多方市長選で、現職の山口信也さん（７３）は新人を大差で退けて再選を果たし、喜びを爆発させた。市民から再び市政のかじ取り役の負託を受け「風格ある喜多方をつくっていきたい」とあらためて決意を示した。刷新を訴えた新人の浅見彰宏さん（４４）は現職の壁を破れず、敗戦の弁を語った。
　「勝ったぞ」「おめでとう」。午後７時５５分ごろ、「山口氏、当選確実」をテレビが速報すると、現職の山口信也さんの喜多方市関柴町の事務所では、吉報を待ち望んだ支持者らの歓声と拍手に包まれた。
　山口さんは妻宥子さん（７０）と共に事務所に入ると、はち切れるような笑顔で支持者と固く握手を交わした。瓜生信一郎選対本部長らが山口さんを囲み万歳三唱、再び勝ち取った「当選」を祝い合った。
　山口さんは「再選は皆さんの支援のおかげ。重責に身の引き締まる思い」と感謝。「選挙戦を通じ市民の期待の大きさを感じた。風評被害対策や若者定住に向けた企業誘致に力を入れながら、公平で公正な市政を進める」と力強く語った。
（２０１４年１月２７日　福島民友・県内選挙ニュース）