知事選で自民、7月めどに独自候補者決定 知事に宣言
11月の任期満了に伴う知事選をめぐり、自民党県連の岩城光英会長(参院福島選挙区)は16日、福島市で開いた定期大会で、来賓の佐藤雄平知事を前に独自候補の擁立を宣言した。震災と原発事故の対応をめぐり知事交代の必要性を直接指摘し、7月をめどに候補者を決定する方針。前回知事選(2010年)で民主党県連などが支持母体の佐藤知事に相乗りした自民が独自候補擁立に踏み切ることで、秋の知事選は県政二極対決の様相が強まる。
岩城会長はあいさつで、政権与党として復興に向けた県連と党本部の連携による取り組み実績を強調。来賓席の佐藤知事に対し「佐藤知事の取り組みには敬意を表するが、私たちは秋の戦に向けて独自の候補を擁立して戦う」と述べた。
佐藤知事は困惑の表情を見せたが、祝辞では「岩城会長の話の通り13万5000人近くが避難しているなど厳しい状況もある」と淡々と述べ、3選出馬には言及しなかった。
(2014年3月17日 福島民友・県内選挙ニュース)
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