佐藤氏の支援前提に共闘 知事選で民主など4者
11月の任期満了に伴う知事選をめぐり、民主、社民両党県連と連合福島、無所属県議の代表は24日、福島市で対応を協議し、現職の佐藤雄平氏(66)=2期=の支援を前提に、4者の枠組みで共闘態勢をつくる方針を確認した。4月上旬に再び協議、同月中にも佐藤氏に3選出馬の意向を確認するもようだ。現職を支援する4者協議会の枠組みが固まれば、独自候補擁立を目指す自民、共産系を加えた戦いの構図が大枠で固まる見通しだ。
佐藤氏については6月定例県議会中にも知事選への意思を示すという見方が出ているが、情勢は依然流動的。自民、共産系は佐藤氏の去就にかかわらず独自候補を擁立する方針のため、4者は佐藤氏が3選出馬を決断すれば非自民、非共産勢力を協議会に結集、共闘する方向で準備を加速させたい考えだ。
4者による枠組みは過去の知事選で佐藤氏の支持母体となった経緯があるが、3選出馬については民主、社民両党県連にも一部に慎重意見があり、連合福島と調整して佐藤氏支持で結束できるかどうかが焦点。民主系県議らが所属する会派「福島・みどりの風」にも協力を要請する方針だ。
また、今回は参加希望の無所属県議の構成が変わり、特に県議会会派「ふくしま未来ネットワーク」には無所属のほか日本維新の会所属県議もいるため、同会派内で対応を検討する。
(2014年3月25日 福島民友・県内選挙ニュース)
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