次期「県議選」、区割り維持 定数検討委が意見一致
2015(平成27)年11月の任期満了に伴う次期県議選に向け、議員定数の在り方を議論する県議会の議員定数問題検討委員会(佐藤憲保委員長)は14日、県庁で開いた会議で、選挙区割りについて現行19選挙区を維持することで一致した。総定数は既に現行58の維持が決まっており、議論の焦点は選挙区別定数に絞られることが確実になった。
総定数の維持を踏まえ、自民、民主・県民連合、ふくしま未来ネットワーク、共産、公明の5会派が「復興を着実に進めていくため選挙区割りも現行を維持すべきだ」との意見でまとまった。福島・みどりの風は検討委を欠席したが、各会派の意向に応じるとした。
次回の検討委は6月上旬に開く予定。選挙区別定数をめぐっては、10年国勢調査の県人口と昨年10月の県の推計人口をそれぞれ基にし、公職選挙法の人口比例の原則を当てはめた場合、郡山市選挙区が1増、喜多方市・耶麻郡選挙区が1減と試算されている。各会派は今後、意見集約を本格化させるが、調整は難航も予想される。
(2014年4月15日 福島民友・県内選挙ニュース)
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