「南会津町長選」終盤の情勢 浮動票獲得へ取り組み
任期満了に伴う南会津町長選は18日、20日の投開票まであと2日となった。届け出順にいずれも無所属で、元職の湯田芳博候補(63)=1期=と、現職の大宅宗吉候補(65)=1期=が町を二分した選挙戦を展開、最終盤の戦いでも浮動票の獲得に向けて支持拡大の取り組みを強める。
湯田候補は「将来に希望の持てる町に変える」を掲げ、町外の人脈、民間活力を生かした産品の開発育成、冬期間の収入源確保や、年金生活者の負担軽減など働く世代や高齢者を意識した政策の浸透を図る。
大宅候補は4年間の実績を強調しながら「公平・公正な活力ある町づくり」をスローガンに、商工会やJAなどと連携して働く場の拡充や、子育て支援などの若者世代や高齢者への支援強化を訴える。
前回の投票率は84.62%。今回の投票率を湯田陣営は85%、大宅陣営は80〜85%に見込む。両陣営は今後、大票田の田島地域を重点に町全域での遊説などを強めて、新たな票の掘り起こしに全力を傾ける。
(2014年4月18日 福島民友・県内選挙ニュース)
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