伊達市議選“終盤の情勢” 当選ラインは不透明
任期満了に伴う伊達市議選は25日、27日の投票日まであと2日となった。定数26に対し立候補した現職21、元職1、新人6の計28候補が支持拡大に向けて最後の追い込みに奔走している。同市施行以来3回目の改選。震災と原発事故後初となる今回は、各候補の復興への考え方が焦点となる。
今期限りで現職4人が勇退。共産党は現職2人が退き新人2人を擁立、世代交代を狙う。公明、民主、社民各党は現有1議席の確保を目指している。投票率について各陣営は前回の70.14%に比べて低下すると見込む。基盤となる組織を持たない新人候補も複数おり、当選ラインは不透明だ。現職は票の上積み、新人は浸透を図る。
旧町ごとの候補者数は保原10人、梁川9人、霊山5人、伊達3人、月舘1人。霊山は前回上位当選した現職が複数いる上、支援組織を持つ新人1人が加わり、激戦が予想される。各陣営が支持票の掘り起こしを進める大票田の保原、梁川は地元候補も多く、混戦の様相を呈している。
(2014年4月25日 福島民友・県内選挙ニュース)
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