「伊達市議選」異例の欠員1、新議員25人が決まる
任期満了に伴う伊達市議選は27日投票が行われ、即日開票の結果、新議員25人が決まった。定数内の26位となった新人の得票が法定得票数の303.683に満たなかったため当選が認められず、欠員1となった。県内の市町村議選で欠員が生じるのは異例。
同市選管によると、欠員が定数の6分の1以下のため再選挙は行わない。市長選の実施時に行われる補選については同市の場合、任期満了に伴う市長選が、市議の任期満了6カ月以内の実施となるため行われない見通し。このため現段階で同市議会は5月1日から4年の新任期中、欠員1のままになる可能性が高い。
地方議員選挙の法定得票数は、有効投票総数を定数で割った値の4分の1。
当選者は立候補28人(現職21、元職1、新人6)のうち現職21人、元職1人、新人3人。投票率は60.43%で前回を9.71ポイント下回り過去最低。震災と原発事故後初の市議選だったが、有力な新人が少なかったことなどから市民の関心は低かった。
当日有権者数は5万2940人(男性2万5668人、女性2万7272人)。
(2014年4月27日 福島民友・県内選挙ニュース)
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